中林秀之事務所

SDGs(持続可能な開発目標)を経営変革に活用する。

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SDGs(持続可能な開発目標)を経営変革に活用する。

SDGs(持続可能な開発目標)を経営変革に活用する。

2021/05/12

 SDGsを経営に導入する企業が急速に増加しているようです。数年ほど前までは、大企業以外での認知度はそれほど高くないと感じていましたが、現在では、多くの中堅・中小企業が関心を示し、すでに導入した成功事例も多いと聞きます。元々、前20世紀の中盤以降における急激な産業発展の環境への反動、貧富格差など、開発発展の負の局面への対応をベースに、国連が中心になり、何度も見直しながら進行し、現在もなお改善が続く、世界中のひとつのメジャメント(基準)と言えるかと思います。かつてのCSR(企業の社会的責任)や環境マネジメントブームなどと異なるのは、それらが、どちらかというと、企業の余剰利益を社会貢献活動に活用するなど、いわば社会的な顔づくり、といった点が強調されていたこと。得てして表面的な取り扱いだけに終わってしまったケースも少なくなかったと記憶します。それに対して、SDGsは、本業のビジネスを通じて持続可能な社会に寄与する、といった違いがあります。つまり、事業経営そのものをベースとしているわけです。  
 しかし、どのように本業ビジネスに活用していけば良いのか、いざ導入しようとすると、それほど簡単ではないかもしれません。SDGsは、17の目標や169の個別ターゲットなどで構成されています。それらをレビューしたり覚えたりすることも、もちろん大切なことだとは思います。けれども、どちらかというと西洋文明を背景にしながら、国連が中心になって定めてきたフレームや数値基準にだけ囚われる必要はないのではないか、とも考えます。要は、企業サイド・経営サイドの考え方と、持続可能性という社会的コンセプトの適応性が主であるはずで、SDGs自体はそのプラットフォームのようなものと理解できるからです。肝心なことは、今後の経営の在り方や組織づくりを、未来社会の視点で一度根源からとらえ直して、新しい価値を創り直せるかどうか、という点だと思います。  
 組織内部だけでは、中々進めづらい経営の変革や第二創業といった機会に、SDGsもしくは持続可能性をいかに新たな経営の考え方に反映するか、どのようなビジネスモデルが可能か、どのように実施してマネジメントをしていけばよいのか、丁寧なコーチングを心掛けて、一貫した支援をしてまいります。 

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